仏壇はご先祖様が宿っている神聖な場所なので、むやみに動かしてはいけないと言われています。
そのため、引っ越しでどうしても仏壇を動かさなければならない場合は、きちんとした作法があります。
手軽に設置できる小型仏壇であっても、他の家具と同じように移動させるのではなく、作法に従って移動させることをおすすめします。
精抜き
精抜きとは、仏壇に宿るご先祖様の精を抜くことで、開眼法要とも言います。
檀家となっているお寺さんがあれば引っ越しの約1ヶ月前に精抜きの依頼をします。
檀家のお寺さんがいない場合は、精抜きを引き受けてくれるお寺さんを探しましょう。
精抜きでは、仏壇・位牌・仏像から精を抜き、ご先祖様にいったん仏壇を離れてもらいます。
そうすることで、仏壇は他の家具と同じただのモノになります。
仏壇の移動
家の荷物を移動させる際、仏壇は最後に家から出して新しい家には最初に入れるようにします。
引っ越しと同時に新しい仏壇へ買い替える場合は、古い仏壇をお寺で法要してもらい、新しい仏壇を新居へ最初に入れます。
運搬中に傷がつくと大変なので、位牌や仏像は他の荷物とまとめて移動させるよりも手荷物と一緒に運ぶことをおすすめします。
精入れ
引っ越し作業が完了したら、ご先祖様を呼び戻すために精入れをしてもらいます。
精抜きを依頼したときと同じお寺さんの方が良いのですが、遠方へ引っ越した場合は精抜きをしてもらったお寺さんと同じ宗派のお寺さんへ依頼して下さい。
無事に精入れまで終了すれば、仏壇の引っ越しの完了です。仏壇を買い替える際も同様の手順で入れ替えを行います。
近年はこの作業を省く方も増えていますが、豆知識としてぜひ覚えておいて下さい。
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