昔からお仏壇というと、日本独特の雰囲気の大型のお仏壇が主流なっていました。
しかし、日本人の住居の変化で和室や仏間がないお宅も多くなり、伝統的なデザインのお仏壇に少々抵抗がある方もいらっしゃるようで、最近では洋間やフローリングに合う現代風なデザインの家具調モダン仏壇が人気です。
それに伴ってモダン仏具なるものも販売されて、昔のような「暗い」や「怖い」というお仏壇のイメージではなく「温かい」イメージになっています。ここでは、モダン仏具の飾り方についてご紹介します。
モダン仏壇は従来のお仏壇に比べコンパクトな設計になっているため、必要最低限の仏具を飾るのが一般的です。
また、今までろうそく立てや花立てはそれぞれ一対ずつ飾っていたのに対し、モダン仏具は一つずつ飾ることも少なくありません。
ご本尊や脇仏、お位牌などもモダンなタイプになります。
上段
上段真ん中の一番高い位置に「ご本尊」を飾り、両脇に脇仏を飾ります。
どちらもスタンドタイプ・仏像・掛け軸タイプがありますので予算に合わせてお選びください。
その際に脇仏がご本尊より大きくならないように気をつけましょう。
中段
ご本尊の一段下で向かって右側が上座となるので、そこにお位牌を祀りましょう。
お位牌の左隣から、仏飯器(ご飯)、茶陶器(お茶または水)と飾ります。
下段
左側には花立てを飾りましょう。
毎日生花を飾るのは大変という方には水をあげなくても4~5年枯れない「ブリザードフラワー」をおすすめします。
線香挿しを右側に飾ると取やすいです。下段の中央手前に香炉を置くと線香の煙でお仏壇がすすってしまうのを防ぐことができます。
また、ローソク立てもお仏壇に熱がこもってしまうのを防ぐため、火をつける際は手前に出して火をつけるようにしましょう。
そして、下段の手前右側には「おりん」を置くと鳴らしやすいでしょう。
宗派によっては祀り方が異なることもありますが、このようにモダン仏壇に祀ることができます。
モダン仏具は素材、カラー、デザインが多く迷ってしまいますが、インテリアをコーディネイトするように、お好みの仏具を選んでいただきたいです。
最近では通販でも仏壇用品を簡単に購入する事ができ、お求めやすい価格になっています。
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